看護課の活動
私たちは患者様に思いやりをもって接し、患者様や家族が満足できる看護を実践できることを目指します。そのために看護師としてより自律し専門性を高め、質の向上ができるよう日々研鑽していきます。
固定チームナーシングを行っています
固定したスタッフが看護を行うことで、患者様一人ひとりに向き合うことができ、治療にも継続してかかわっていくことができ、患者様の安心へもつながると考えます。患者様のそばにいるのは看護師であり、身の回りのお世話や、診療の補助を行います。もちろん患者様の状態は常に医師へ報告し、連携をとれるようにしています。患者様の一番身近にいて強い味方でありたいと考えています。
また日々の申し送りのなかで問題なことや注意していく点をスタッフ全員が共通認識できるようにしています。患者様や家族へは連絡ノートを通して治療の変更や現状を伝えられるようにしています。
看護助手と連携をとることで看護師ができるだけベッドサイドで看護に集中できる体制をとっています
患者様の着替えや移動のお手伝い、体重測定は看護師の監視のもと看護助手にお願いしています。クリニック内でのことは全て看護師や看護助手がお手伝いするので、一人で移動するのが不安な方、目の不自由な方、車いす使用の方も安心して通院できるようなお手伝いを目指しています。連携して業務を行っていくことで、看護師はより専門的なことに集中し業務ができると考えます。
患者サマリーの作成と看護の評価に重点をおいています
患者様一人ひとり、透析が導入になったきっかけ(現病歴)や透析歴、既往歴、社会的背景、家族背景など違うと思います。透析患者様と一括りにするのではなく、患者様一人ひとりのこうした情報を丁寧にサマリー化していくことで個として理解できることへつながり、よりよい看護が提供できることへつながると考えております。そのために患者サマリーに重点をおき、その看護の評価を実施しています。
インシデント・ケアレスミスについて
発生内容と詳細を十分に見つめなおすことで、発生原因と対策を検討できるようにしています。誰でも間違えたりすると気が重く、そのことから逃れたいと感じると思いますが、個人的な問題ではなく、業務方法や環境に問題がないか、みんなの問題としてとらえ次に起こさない対策をたてていきます。
スタッフにも優しい環境を目指しています
子供が小さいからフルタイムで働けない、時間が合わないなどで現場復帰の機会を先送りしている潜在看護師はたくさん存在すると思います。今は制限があってもいずれ子供の成長とともに制約が減り、自由に働ける時がくると思います。そういう仲間たちと助け合って働ける環境を目指しています。
電子カルテを導入しています
透析の経過記録とカルテはPC入力です。回診時の記録や、透析中の処置・経過・使用薬剤を入力します。すぐ振り返ることができるよう3回分記録はペーパーとして残しますが、裏紙を使用しエコのことも考えています。