院長紹介
医学博士:赤松 眞(アカマツ マコト)
東日本大震災ならびに福島第一原子力発電所事故に被災された方々には、心よりお見舞いを申し上げます。また一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。 今回の大災害におきましては、慢性腎不全のため血液透析を受けておられる患者様も、非常な御苦労がございます。被災のために一時的に遠方の透析施設へ避難を余儀なくされた方も多くいらっしゃいます。現在、わが国では慢性腎不全のため透析治療を受けなければならない患者様は、日本透析医学会の統計資料によりますと、平成22年12月31日現在で293,731人と報告されております。さらに高齢化などの要素も加わっており、昨年一年間の透析導入患者様の平均年齢は全体で67.8歳と一昨年に比較して0.5歳増加しております。また一方で昨年一年間にお亡くなりになった透析患者様は28,423人と一昨年に比較して2.8%増加しております。このような状況から、毎回の透析をより安全に行なっていくためには、今まで以上に経験豊かで、高度な知識をもつ専門スタッフによるきめの細かい治療が必要となっております。そこで私共は、透析治療はもちろんのこと、透析患者様の合併症である血管系の合併(脳卒中、狭心症、心筋梗塞、下肢の閉塞性動脈硬化症等)や非透析日の生活や患者様の状態にまで気を配れる透析クリニックを目指して参ります。また透析を行なっていく上で必要不可欠のバスキュラーアクセス(シャント)の管理や治療についても積極的に行なっております。シャントをつまらせることなく異常を早期に発見し治療することによって、何度も手術を受けなくて済み、その結果患者様の肉体的・精神的な負担を極力少なくすることを目指して参ります。 そのため最新の透析設備や、血液・レントゲン・超音波検査などに加えて血管撮影装置、手術室を完備しております。また万が一患者様が高度の医療を要する場合には、地域の中核病院、大学病院と連携をはかり、最適な医療を受けて頂ける連携を確立しております。 さらに進歩する透析医療についての知識を常に深める事を目標とし、医療スタッフばかりでなく、患者様にも幅広く多くの知識を得て頂く場としてクリニック内において定期的な公開講演会を開催,しております。一人でも多くの患者様のお役に立てるよう、また地域医療の一助として職員一同精一杯努力して参りますので、皆様のご指導、ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
院長略歴
昭和60年3月 信州大学医学部卒業
昭和60年4月 三井記念病院外科研修医
平成 元年4月 東京女子医大腎センター外科入局
平成12年7月 板橋中央総合病院派遣、腎不全外科部長
平成21年2月 あかまつ透析クリニック開設
資格
●医学博士
●日本透析医学会 専門医・指導医
●日本臨床腎移植学会 認定医
●身体障害者福祉法第15条指定医(腎臓機能障害)
専門分野
●腎不全外科
●血管外科
●腎臓移植
●血液透析
所属学会
●日本外科学会
●日本透析医学会
●医工学治療学会
●アフェレシス学会
●日本移植学会
●日本臨床腎移植学会