当クリニックにおける臨床工学部の取り組み

私たち臨床工学技士は、医療機器に関わるスペシャリストでならなければと考え、日々様々な取り組みをしております。その中でも、透析医療に関わるもので第一に、透析液水質管理に重点を置き、開業時より取り組んでおります。



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当クリニックの臨床工学部は、あかまつ透析クリニックの基本理念を中心に業務を行なっております。 私たち臨床工学技士は、医療機器に対し、様々な専門的な技術や要求に対応できるよう、一人一人が経験を積み重ね、医療の質をさらに向上し高めれるよう、日々向上心を持って努力研鑽しております。 また機械だけにとらわれることなく、患者様と密に接することにより、患者様個々の些細な変化にも即座に気がつけるよう、チーム医療の一員として、業務を行っております。

徹底した透析液水質管理を行っております
近年、透析治療を行う上で、透析液水質管理は不可欠なものとなっております。当クリニックでは最高基準の水質管理を行うことを目標としております。その為に、水質管理専用の検査室を設け、月2回エンドトキシン値、および生菌数を各サンプリングポイントで検査を行っております。それとは別に、年間を通して全台の透析装置で検査を行い、徹底した水質管理を行っております。また、私たちだけでは解決できない問題については、メーカーと協議の上、早期に対策を取っております。その結果、現在に至るまで、日本臨床工学技士会が推奨とするガイドライン値を下回る水質を保てております。



医療機器メンテナンスを積極的に行っております
臨床工学技士として不可欠なメンテナンスは透析機器のみならず、クリニック内で使用している医療機器について、定期的なメンテナンスを遂行しております。院内で行うメンテナンスは各スタッフが月に数台ずつ計画的に行い、他のスタッフを指導しながら行っております。その他に、現在は透析装置関連ですが、メーカー主催のメンテナンス講習会への参加(1人あたり年1~2回程度)し、より高いレベルの知識と技術を身につけることにより、トラブルに遭遇した際でも正確、かつ迅速な対処ができることを目標としております。



血管内治療、および手術に関してもチームの一員として取り組んでおります
当クリニックでは、透析患者様にとって最も重要であるバスキュラーアクセスの管理・治療を積極的に行っており、血管内治療(バルーンによる拡張術)や手術も併せて行っております。バスキュラーアクセスの血管造影、及び手術を行う際には、医師、看護師、臨床工学技士がチームとなり、治療中に連携を取り合って業務を行っております。 血管内治療の際には、透視装置を医師の指示の下、主に画像管理に関する補助業務を行っておリます。治療データは患者毎に毎回保存、さらに治療中の動画も同時に撮影し、経時的に確認することも行っております。 手術の際は、心電図モニターや電気メス等といった様々な医療機器を使用します。私たちは機器のトラブルに備えて、また手術中の患者様の急変に即座に対応できるよう、執刀医師、看護師と連携し、患者様に安心して、安全な手術が行えるよう、サポートしております。

定期的に勉強会を開催しております
通常業務で必要とされる知識や技術等について習熟することは勿論ですが、それだけでは不十分であると考えます。そこで私たちは一つでも新しい知識を得るために、スタッフ全員が同じテーマで論文を調べ、その一つ一つについてディスカッションしております(テーマは一巡で変更)。そこで上がった疑問点等についてはさらに各自が考え、それらを調べることにより、自分達の知識の向上にも繋がり、さらには自分たちが関われる研究内容についての鍵となると考えております。また今後は、院外で開催される学会や勉強会についても、積極的な参加をすることにより、新たな知識向上や発見、今後の研究への検討も行っていく一歩になるのではないかと考えております。

臨床工学技士として、日々向上心を持ち続けます
私たち臨床工学技士の業務は、様々な知識・技術を備えることが必要とされます。しかし、経験することにより培われる技術もありますが、それでは業務内容にも制限が生まれてしまうことが考えられます。当クリニックでは経験年数に捕らわれることなく、応じて仕事の内容を制限することなく患者様の治療が担当出来るようにするため、先輩技士がその都度サポートを行い、医療の質を落とすことのないよう、確実なバックアップ体制をとって対応しております。 当クリニックも、電子カルテや透析監視システムといった最新システムの導入により、各種業務の効率化を図ることが可能となってきています。しかしながら、効率化を図る一方で、コンピューターばかりに頼ることなく、常に臨床工学技士の目や心、高い技術力を患者様に向けることによって、より良い透析治療を受けて頂ける環境を提供することを第一に考えております。



あかまつ透析クリニック 臨床工学部一同